トラウトフィッシングというのは、常に移動を繰り返す釣りである。もちろんサクラ、サツキやダム湖で移動せずに粘る釣りもあるが、基本的には川を上流ないし下流に常に新しいポイントを求め移動するのが当たり前である。その移動に関して言えば、様々な危険や障害等があり、その部分の攻略の為にかなりのストレスや疲労も否めない。それでも良い魚に出会いたい、大物を釣りたい、景色を楽しみたいなんて願望の方が強く、がんばって前へ進んでいくのだがその障害をクリアするたびに集中力は掛けて、疲労が増してくる。出来ればストレス無く、気持ちよく、ずっと釣りに集中していたい。
その対処の方法はもちろん、フィールドによってストレスの要因も人それぞれ違うだろうが、１日渓の中で気持ちよく、快適に釣りをしたいという部分は誰でも考えてる事で皆共通なとこだろう。
当然僕もそうで、全てに当てはまる訳では無いけれど、快適に１日ロッドを振るためのお助けアイテムの話しと紹介をちょっとしてみようと思う。 |
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「ミラクル如意棒」
かなり便利なので勝手にそう呼んでいます。本当の名前は忘れたんだけど“アルファビック”から発売されている友釣り用のおとり回収機だ！
仕舞寸法もコンパクトで２０ｃｍ程。伸ばすと１ｍちょっと
木の枝に引っかかったルアー、水深のある岩に挟まったルアー等々簡単に外すことが出来る。
また、淵の開きを狙っている時カケアガリでミノーを小石に噛まれた事はないだろうか？そんな時でもスルリと伸ばしソット回収。ポイントを荒さず再度アタック出来る。といったミノーの回収等は当たり前なんだけど、コイツの便利なところはまだある。 |
というかコッチが本命かも？それは、夏場の渓流や沢を歩くと必ずといっていいほどクモの巣に悩まされるのは僕だけじゃ無いはず。そんな時もスルリと伸ばし、ポイント前のクモの巣バリヤーを一気に取り除く。そして気持ちよくキャスト！という訳だ。もちろん釣り上っていく時の移動中も！更に帰り道はロッドから如意棒に持ち替え常にフリフリ！前方のクモの巣が全て排除されストレス無く歩く事が出来るのだ。
似たような物は各社から出ているが、シンプルさと渓流での仕舞寸法を考えるとコイツが最高なのだ！ |
「ピンソールスパイク」
山岳渓流や源流域の高巻きや脱渓なんかはかなりの危険と労力が伴う。たとえゴートフェルトのウェｰディングシューズを履いていても河原では最強だが、山に入れば話しは別！広葉樹の落ち葉が敷き詰められた尾根沿いやガレ場の谷沿い、土砂崩れで赤土むき出しの斜面等々渓魚を求め峪を詰めていけば必ず遭遇する場面だ。そんな場所ではフェルトの機能は効かない。そんなトコは本当に慎重に、注意しながら進むしかないのだけれど、そんな時に最強の武器がピンソールだ！
足先とかかとに着いているスパイクは地面をガッチリ掴み本当に歩きやすく全くと言って良いほど滑らない。 |
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以前は登山用の簡易アイゼンも試したが、土踏まずに着けるので歩きにくいしホールド感があまり無い。それに登りは何とか使えるが下りはズレて全くダメだった。しかし、コイツは一度着けると素晴しいホールド感で全くズレナイ。登り、下りはもちろん横移動も！更に河原でも使ったが、岩で滑るどころかしっかり食い込んで頼もしい限りだった。慣れれば着脱も簡単で常にザックに入れてある。
僕みたいに体力もスタミナも無いアングラーが安全にスムーズに移動するには最高な友である。
それに山を滑らず普通に歩ける分、足への疲れもかなり軽減でき、気持ちよく釣りが再会出来ると言うものだ！ |
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「カンプ」
オールステンレスのこのピッケルはピッケル界で最軽量モデルだ。ステンの為、登山の世界では予備的ピッケルだが、僕の中ではバリバリの１軍だ！がけ崩れ後の登りや、ホールドの無い斜面なんかはコイツをザックザックと打ち込んで楽に登れる。ピンソールとのコンビネーションで更に最強となる。オールステンで超軽量なので凄く軽いし、ザックに差し込んでも全く違和感ないし、長さもザックに調度良い！
更に柄の部分にザイルかスリングを取り付けて“クサリガマ”の要領で使ったりも！ |
ちょっと上れない高さの壁の上にしっかりとした樹木があればその幹に上手く引っ掛けてロープをたらすことが出来、未開拓のエリアへ足を伸ばす事も可能になる。但しこれは木が折れる、すっぽ抜ける等の危険が伴う可能性があるのであまりお奨め出来ないが。
その他、シャベルの部分も多用途でかなり便利だ！通常の渓流では持って行かないし、必要ないかも知れないけど源流行には必須グッズである。 |
もちろんお助けアイテムはコレだけではないが、この３点セットはかなりイイ！
無駄な体力を使わず、イライラも無く気持ちよく釣りに集中したいという僕の願望をかなりの高確率で叶えてくれる。 |
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