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Oil Fin 2008-14

 08' 08/31 Ruby TailFin
トラウトマンは毎回休み前になるとどの渓に入るか悩むものである。当然僕もそうで、出発前まで悩んじゃったりする。そして深夜、想像と期待を膨らましながら車を走らせたりしてた。しかし最近は、出発も思いつき!当然時間も朝目が覚めてそれから準備して!なんてズボラなトラウトマンになってしまった。転勤してからフィールドがかなり近くなったのが原因の1つなんだけど、まぁそれはそれで!ユル〜くやるのも楽しいものだ。


当初はフライで人気のヤマメの里川へ向かう予定だったんだけど、案の定寝坊!結局生まれ故郷のアマゴの川へ!
しかしこの川、数々のビッグアマゴの実績があり、ちょっと期待も・・・・・・・
そういえば以前、トラウティストに某プロショップの店長が記事を書いてたなぁ。その時は確か前の週に僕が店長を案内して次の週の取材で良いのだしたんだった。連続で行って良型出すなんて!さすが○島店長!
しかし、今回は昼前に着いたんで案の定釣り人の痕跡だらけで魚の反応もイマイチ!あえなく玉砕だ!
それにしても日曜って事もあり温泉客の多い事!県外ナンバーだらけ。最近はここの温泉街も人気が急上昇らしく賑わいが耐えないそうだ。今更ながら恵まれた環境で育ったんだな〜なんてつくづく思い知らされました。
ある程度の反応はあったし上流部も気になったんだけど、工事?の濁りがきつくなってきたんで思い切って川を変えようっと!そのまま実家によってちょっと昼食。いや〜便利〜!


さぁ何処に行こうか?ある意味この考える時間帯も楽しいものだ!そして決めたのは以前より気になっていたヤマメの渓。といっても本流筋は人気ポイント。入渓もしやすいので午後からでは良い釣りが出来る可能性は低い。
そこで選んだのはその渓の支流の沢。その選択は以前の本流一辺倒の頃は考えられなかったが、源流行の面白みを覚えてからは小さな沢のへの興味と可能性を感じるようになってきたからこその選択だ。
さぁ吉と出るか凶と出るか?始めての川はいつの時でもワクワクする。
この岩盤の渓の横から小さな沢が入り込んでいる。川幅1mちょっとの小さな沢が今日のメインの舞台となった。とにかくオーバーハングの連続!っていうかオーバーハングだらけ。まぁ小さな沢だから当たり前か!
流石にこんな沢だから釣り人の痕跡も全く無い。ある意味読み勝ちだ!要所要所から3〜8寸クラスがミノーをひったくる。
僕はクモの巣と戦いながら、水面ギリギリのキャストを納得のいくまで繰り返した。
水深30cmあるか無いかの瀬といってはちょっと寂しすぎるポイントで、僕は必死に気配を消してアプローチをかけた。
エミシ5cmを引っ手繰って33のドラグを鳴らしたヤツは生命の躍動を感じさせる引きを見せてくれた!
まるでルビーの様な輝きを放つ尾びれ!レッドフィン!
そして、マダラを彷彿とさせるパーマーク!
“本流差し”なのだろうがついついネイティブを連想
してしまう素晴しい固体だった。
まばゆいばかりの宝石に僕は時間を忘れて
カメラのシャッターを切りまくった!


一見メスの様な風貌だが実は立派なオスであった。
その証拠にランディング時元気いっぱいに白子を飛ばしまくり!
そうなると、ちょっと顔が幼すぎるのかな〜??やはり考えられるとすれば、本流筋で急成長した固体なのだろう。稚魚放流?真相は解らないがこの渓の水になじみしっかり野生のヤマメへ変貌を遂げた。
29.3センチの元気なオスは今シーズンに尺まで成長するのだろうか?川のキャパを考えると難しいかも知れないが間違いなく

この沢の1番だろう!常にその川の1番を目指す僕にとってはこの日の会心の1本だった!

さぁこの上流は???途中カミナリに怯えながらもうこれ以上ってとこまで僕は渓を詰めた



さぁ9月突入!泣いても笑ってもあと何回行けるか?今シーズンも悔いの無いよう楽しもうと思う。
そして必ずあの谷を制覇しようと思う。お楽しみに!!



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