HOME >> FishingReport >> 08FishingRepoINDEX >> 08FishingReport-13
Oil Fin 2008-13

 08' 08/24 闘魂三銃士?
連日の雨のおかげ?で8月中旬まではちょっと渇水気味だったあの渓流も最高のコンデションだろう。
僕らは良い魚達との出会いを大いに期待して、まだ漆黒の闇に包まれた林道を入渓点を目指し車を走らせた。
今回はmaruさん、カッちゃんと三人での渓流釣行だ!狙うは下流より差して来た良型のマダラ。ちょっぴり明るくなってきた空を見上げ準備に余念が無い。それぞれがお気に入りのアウトドアウエアーに身を包み、バックパックに腕を通す。「さぁ行きますかぁ」誰とも無く声を掛ける。そして川をチェック!良い感じだ!僕らのテンションもグングン上がる。3人とも鼻息が荒い。果たして今日はどんなドラマが待ち受けているのだろうか?


勘違いの世界
僕らは闘魂3銃士!
いかなる時もストイックにそして冷静に狙った獲物は逃がさない!狙うは雄マダラの良型。
ポイントを見極め、流れを読見込む。
百戦錬磨の経験からその日の波、その日の反応を導き出し、良型のツキ場をあっという間に見つけだす。
オーバーハングの奥の奥、ストラクチャーの真下、大岩の横の細い筋、白泡の小さなピンスポット!僕らは、魚の警戒心を考慮し、10m以上の距離を取り、その全てに目の覚めるような超高速のライナーでミノーを打ち込む。今時期の渓流に多いクモの巣も一気にぶち破りしかも水面すれすれで!
そして、フェザリングで調整されたミノーは常に15cm四方の目盛りの的を射抜く精度でもって音も無くソッと着水。
喰い波に入ったミノーは一気に底波へ!しっかりとレンジをキープしながらミノーは激しくヒラを打つ。それは全く別の生き物の様で、その演出を継続する為に僕らはロッドアクションとリーリーング技術を駆使しリップにしっかり水をかましマダラを執拗に誘う。
そう、会話も無く、ただただ黙々と良型を狙って渓を詰めていく。
僕らは闘魂3銃士!
いかなる時もストイックにそして冷静に狙った獲物は逃がさない!
ポイントの見極めも早い!反応が無いと見るや、まるでカモシカの様な足取りで次々と大岩を飛び越えていく。川の渡渉もグングン進む。岩盤のヘツリも3点確保で一気に超える。そうただ3人、良型を求めて、黙々と!
良い魚との出会いを求めるなら、そしてそこが人里離れた渓流ならば、ポイントの見切りと高度なウェーディング技術は必須だ!打ち込むポイントが増えればそれだけ良型に出会える確率が高くなるという訳だ!
僕らは闘魂3銃士!
いかなる時もストイックにそして冷静に狙った獲物は逃がさない!
そして・・・・・・・・




現実の世界
僕らは闘魂3銃士!
ファーストキャッチのmaruさんはいつも通り?渓の兵隊を確実に出している「ん〜相変わらず上手いな〜maruさん!」アブラメ出すのが!「おおっと今度は良型だ!」グッドサイズのイダ!
ニヤニヤしながら今度は僕。
ピュー・・・・カキーン!コキーン!
「おうおう良い音出してるな〜春さんどこ狙ってるの〜」
「ん?あの岩盤の壁」
「え゛え゛ぇ゛・・・」
「・・・・・・・・」
そしてズルッ、ガラガラッ!岩ヘツリの下手な僕はお約束の様に2m程下へ一気に落ちる。
更に、トンッ、ピョンッぼっちゃ〜ん!頭からダイブ!
爆笑中のカッちゃんはというと
ヒョロヒョロ〜ボチャン!
「いい着水音だ〜!遠くからでも良く聞こえる〜」
「って魚逃げる〜」
ここ登れん〜、渡れん〜、バシャバシャバシャー!っと、必要以上に元気いっぱいのかっちゃん!
「ところで、あのTV観た〜?」
「コッチ映らんワ」
「今日はオリンピックじゃ〜」
金は良型〜、銀はヤマメ〜
「じゃぁ銅は?」
「・・・・・・・・・・・アブラメ」
「う゛っ」
イダは?
「ドーピングでメダル剥奪じゃぁ〜」
和気藹々でダベリまくり!
下らない会話でもかなり盛り上がる。
「おっとバフッた〜ライントラブル〜」
脱渓ポイントはかなり上流らしいのだが全く前に進まない。
「ワハハハ」「キャッキャ」「ヒューヒュー」
それでも笑いが絶えず、3人ともニコニコ!絶えず相手を思いやってののんびりとした釣りが続く!あ〜楽しい!
そして、高巻きする度に、「着いてない?」「ザックはOK?」
そう!ヒルの恐怖に怯える。
僕は逆にヒルを見たことないので
「ヒル居ねぇかな〜」「上ってこんかな〜」
そんなつぶやきに冷ややかな視線を送る2人!
今回は何故かmaruさんがヒル憑きに!正にヒルマスター状態!
そして・・・・
とうとう僕も念願?の初体験!
「痛くは無かったケドちょっと出血しちゃった〜」と乙女チックに!
またまた爆笑!!!!!!!





カッちゃん



この日の竿頭のかっちゃん!渓流ミノーイングはあまり経験が無いという彼だが、金メダルクラスを5本、銀メダルは何本出したか?いや〜本当にヤマメをよく出す!鮎釣りの名手は渓流でも良いセンスしてました!流石です!
ちなみにこの日はmaruさんしかネットを持ってこなかったのでmaruさんからネットを拝借してハイチーズ!




maruさん



この日の1番を引っ張り出したmaruさん!ドーピングでメダル剥奪されながらも最後は気合いで出した良型!
ちょっと青みがかった固体だったがとても綺麗だった。
良型を冷静にランディング!良い引きしてましたね〜
ミノーはお気に入りのチャート!
「渓の詩人」は常に渓魚を労わるやさしさと気配りがある。
もちろんこの日もシングルフック!
フッキング後からランディングまでののダメージも
ランディングしてからリリースまでのダメージも
全て軽減するのだ



ちょっと異質?な3人組みだが渓と魚を愛する気持ちは皆同じ。とてもとても楽しい釣行でした!
またぜひ行きましょう!
あそうだ!今度はアイツも一緒で!
じゃないとすぐイジケちゃうから




Front Report   | 08RepoINDEX | FishingReport |   Next Report