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 07' 04/29 釣りの旅その2!











好ポイントの連続!大物の気配は・・・・・・

天然系と感じさせられる素晴しいヤマメたち

数年後にはパラダイスになるだろう

 連休2日目。今回は移動やスピードを考え、テントを張った本格的

 なキャンプはやらない。

 その為愛車をキャンピング使用にちょっとアレンジ!

 就寝スペースは思いっきり足を伸ばしても余裕があるし、

 ちょっとした料理も出来るスペースも確保した。よってベースキャンプ

 はもっぱら「80」、そして「道の駅」である。

 ゆっくり熟睡できた僕は早朝今日の渓へと向かった。

 今日は以前良い天然形マダラを出した事のある渓。

 しかしその時は全体に思わしくなく入渓1Kmも登らずに断念して

 しまった。で、今回その渓を源頭付近まで詰めてみようと前々から

 計画していたのだ。確かにあの時はいきなり良いエノハに出会えた

 。その後は反応が全く無かったがきっとその上流はあまり入渓

 されてなくパラダイスに違いない。道にしても最上流部に1本横切って

 いるだけ。入渓するにはあまりにも困難で。そう地図を見ながら大きな

 想像と期待を膨らましながらソロでの山岳渓流という事もあり

 装備を入念にした。ザックも今日に限っては大きめ35L!さぁ出発だ。

 ずっしりと肩に重みが掛かるがこれはこの渓に対する期待の重み。

 前回断念したところまで一気に登直しそこから釣り始めることにする。

 タックルはもちろんEXC510に蝦夷。ここ最近で最高のお気に入り

 タックルだ。距離と時間を考え大場所を中心に攻め登る。といっても小瀧、

 淵の連続で好ポイントだらけ。勝手に顔がほころぶ。

 「こんな山中で一人でにやにやしながら釣りしてるヤツって

 おかしいんだろうなぁ」なんて独り言を言いながら突き進む。

 ヤマメの方は最初のポイントでファーストフィッシュが!

 しかしその後が続かない。おかしい!

 やっぱり下流部同様魚居ないのか?いやもっと上には・・・・・・・・・

 ヤマメは7寸程が中心にポツポツは出るがどうもしっくり来ない。

 まして、前回下流で逢ったような大物マダラなんて全く気配がない。

 しかしながら人の入っていた形跡も微塵も無い。「もうちょっと

 上なら」なんてスケベ根性丸出しで、その川のキャパが

 見えてきたときにはかなり上流まできていた。途中引き返そうか

 とも思ったがココまで来たならって感じで上流部の道路を目指した。

 途中、何度も地図と高度計で自分の位置を確かめながら

 慎重に進んだ。地図に載っていない古い堰堤を3つほど高巻いたり、

 数年前の台風で流木が折り重なって遡行で着ない箇所を何度も

 高巻き半分意地になって登っていったのだが、

 全体に魚影は薄く大物とは出会えなかった。しかしながら、

 手付かずの自然は素晴しく、また運よく出会えたヤマメは本当に

 綺麗であった。想像だが、台風で川が壊れるまではきっと良い

 ヤマメが沢山いたと思う。あの大水で大半の魚が死滅してしまい

 その後上流部での道路工事の濁流が流れ込みヤマメ達が激減

 したんだろう。ましてや以前は知らないが、魚を放流出来る道すら

 川へは通じていない。だとしたら、今日出会えたヤマメ達はその

 大異変にも生き残ったつわもの達!がんばって子孫を残し

 本当の意味でのパラダイスを作って欲しいものだ。

 結局、ちょっと欲求不満のまま道が見えてきたのでロッドをたたんだ。

 入渓から8時間を要し、車まで2時間、計10時間の長旅であった。

 その後は温泉でゆくり過し、車中でビール片手にいつの間にか

 深い眠りに着いたのは言うまでもない!
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