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Oil Fin 2008-3

08' 04/12 忘れられたエノハ達を探せ Text2









前回に引き続き可能性を求めた釣行。と言っても今回は小沢でも枝沢でもなく、れっきとした小渓流。この渓を選んだ理由は、とある山上湖に流れ込む本筋の渓であり、地図上では殆ど流域が無く意外と盲点になっている川ではないか?という僕の冒険心をかき立てたからだ。もちろんそこに渓魚がいる保障なんて何処にもないのだがエリア的には十分可能だしダムからのノボリなんて密かな期待というかスケベ心も手伝ってその川に行くことにした。その日は寝坊も手伝ってかなり遅い出発。「まぁあんな川に入る釣り人はそうそう居ないだろうし、居たら居たで今日は様子見がメインだし。」なんて軽い気持ちで、カーナビと地図を見ながら目的地へ向かう。ダムといってもサッカーコート4面位だろうか?しかし透明度はかなり良く水質も良好だ!これより上流には水質を悪化させる要因も人工物も無い証拠である。谷の手前まで林道が伸びておりそこに車を停める。意外と新しい轍もあり釣り人らしき痕跡も見受けられる。今時源流域ならいざ知らず前人未到の渓流なんてあるわけ無いから仕方ないのだけれど、ちょっと意外であった。(まぁ僕もその意外?の行動をやってるんだけれど・・・・)そして、どうやらそこから川までは歩きのようだ。早速ウェイダーを履きシューズの紐をしっかりと締める。そしてペットボトルのお茶を軽く口に含んで「ヨッシャッ」とばかり多分川へ向かっているだろう「そま道」へ踏み込んだ。20分位のトレッキング?で川が見えてきた。そしてその流れを見て僕は息を呑んだ。そこには、原始の趣きを残したフラットな渓流が、素晴しい透明度のまましっかりと流れていたのだ。渓相も抜群だ!地図とは違い川も意外と大きい。「こりゃ釣り人がほっとかんわ」素直に感じた。早速タックルをつなぎ川に入る。水温は11℃。友人の「maru」さんが言う“約束の川”とはちょっと違うだろうが僕の求めている川に近い。それは流れはフラットで瀬を中心に淵が混じる。落ち込みなんてあまりなく水底は大小の玉石で構成されている大岩、岩盤の少ない川だ!更に透明度が高く迫り出した木々でオーバーハングもしっかりある小渓流。そんな川で1日過せたらなんて考えてるんだけど正にそんな感じであった。気分はハイテンション!早速ちょっと離れたポイントから本命の流れへミノーを送り込む為のロング&ライナーキャストを繰り返す。(まぁ10投に1回入る位なんだけどね)そして本命の登場!オーバーハングした流れの奥にミノーを打ち込んだ時(偶然?)ガツンときた。頭でっかちなアマゴちゃんだ。僕の地元と違いうっすらと朱点が入る程度で一瞬ヤマメ?にもみえるがれっきとしたアマゴであった。数はそんなに出なかったけどそれなりに楽しませてくれる。大場所では殆どチェイスが無い。多分抜かれてるんだろうな?それでも「ドキッ」とするようなサイズも追っかけてきた。もちろん捕れませんが・・・今日出会えた渓魚達がネイティブかどうかは難しいところだがそんな事に拘る必要は全く無い。久々に素晴しい渓相に出会えたのだから。魚とのストイックなゲームは次回でいい。その時にはこの川の1番には出合いたいが・・・3時間ほどの釣ではあったが、リサーチ釣行としては大成功!今度はキャンプギア持ってこよう!そしてまる1日この川で遊んでいたい。そうだな〜今シーズンあと最低3回は行ってみたいな〜・・・・・・・いや久々に惚れ込みました!僕の中での新たなサンクチュアリの発見です!



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